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「相続税は何故払わなければいけないのか?」

  • 投稿日:2016-08-26 15:48:41
  • 作成者:

先日、住宅ローンのお客さんと話をしていて、
親さんの資産規模から相続税が発生することをお伝えすると、
ものすごく素朴なギモンが…。

「なぜ相続税があるのですか?」

正直言って真正面に答えられませんでした。
だって、そういう決まりだから払う程度の認識しかありませんでした。

そこで少し調べてみました。
「相続税の課税方式に関する一考察 宮脇教育官 - 国税庁」(←堅そうですね)
によれば、
そもそも相続税とは、

人が死んだ時に、その人が持っていた財産は、

死んだ人の一生を通ずる経済活動の成果なので

財産には税金をかける。


というものです。
スゴく端折っていますが、そんなところです。

で、課税の方法は、
■遺産課税方式
死んだ人の財産全体に対して課税する。

■遺産取得課税方式
もらった人(相続人)が財産を取得したので、それに対して課税する。

という2つの考え方があります。
前者は死んだ人が貯めた財産を社会に還元する考え方、
後者は不労所得に課税して富の集中を抑制する考え方
・・・に基づいているとされています。
どちらもゴモットモな根拠にみえます。

死んだ人が得た(獲得した)財産は
その人が努力・工夫をした成果として得たものです。
それを社会に還元する必要があるなら
生前に所得税や不動産取得税などで徴求すれば良いと思います。

また、取得した財産を「不労所得」と一刀両断するのも強引な気がします。
中には、代々守り続けた家や土地もあるはずで
それを売って処分しない限りは不労所得とは言えないでしょう。
実際先祖から引き継いだ土地の管理に苦しんでいる地主もいます。

この2つを以て相続税の根拠とするのは、いささか強引な気がします。
これをお客さんに説明しても納得しないでしょう。

まぁ、ここは「国の税収として必要だから…」と言う説明の方が納得が得られるかもしれません。
それなら、一昨年の相続税法改正も一発で説明が付きます。

スッキリしませんけど…



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OWL(アウル)・高橋義孝 住宅ローンは借金だけど、資産作りの手段です。 かしこく借りてしっかり貯める。 銀行の選び方・ローンの借り方・返し方を教えてます。 銀行出身のファイナンシャルプランナーです。 ツイッター:@mom_hom ホームページ:http://owlogaki.com/