世界史に学ぶ 諦めない心パートⅠ

公開日: : 未分類

世界史の中には以前のブログで紹介したように偉大な王様や皇帝などが

たくさんいて、憧れたり参考にしたりするケースも多いのですが

中にはトホホな人たちも少なくありません。

中国の【十八史略】など呼んでいると

『私はこれで失敗しました』

の集合体のような気さえしてきます。

 

そのトホホな人たちの中でも、ベスト・オブ・トホホといえば

『皇帝(王)なのに敵の捕虜になってしまった!』

何人かだと思います。

そんな人たちだからこそ人生の参考になる場合もありますので

今回ご紹介したいと思います。

 

1.ローマ皇帝ウァレリアヌス

…紀元253年ローマ皇帝に58歳で即位。

このころのローマ帝国は軍人皇帝時代になっており

軍権を握った将軍が力で次々と皇帝になっているような時代でした。

その中では由緒ある元老院貴族の出身だったのですが・・・

それが災いしました。

ちょうどそのころはササン朝ペルシャのシャープール1世がシリアあたりに

侵攻していて都市を獲られたりしていたので、ウァレリアヌスはよせばいいのに

自ら7万を率いてトルコ方面に進軍しました。そしてトルコ南東部のエデッサで

大敗し捕虜になってしまいました。

 

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長いローマの歴史でも前代未聞の初めてのことでした。

このあとペルシャ内に連行され、ずっと奴隷だったとも処刑されたとも

消息は定かではありません。

この結果、ローマ帝国はさらに混乱し僭称皇帝(勝手に”俺が皇帝だ”という皇帝)

が乱立し国力が落ちていくことになります。

 

人間なれないことは慎重にやりましょう。

 

 

2.東ローマ皇帝ディオゲネス

 

…当時、先帝の皇后エウドキアが女帝として即位していたのですが、セルジュークトルコ

の侵攻が激しかったので国民や貴族はこれにブーイング。エウドキアはしかたなく

カッパドキア(現在のトルコ中央部)の将軍ディオゲネスと結婚。

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彼を皇帝として1068年即位させました。

即位後は北方から侵攻してきたペチェネグやロシア人、ノルマン人と和睦して

彼らを傭兵として取り込み、軍備を増強したうえでセルジューク朝と会戦し、

ある程度の戦果を得ました。

 

一気にかたをつけたいディオゲネスは1071年、自ら6万の兵を率いて

シリア方面に進軍、マラズギルトで会戦となります。

セルジュークトルコ側は半数の兵でしたが、それだけに必死

傭兵の寄せ集めかつ内部の反目でグラグラの東ローマ軍になんと

勝利してしまいます。

 

そして、ディオゲネスは捕虜として捕らえられるのですが、

ここで敵の大将アルプ・アルスラーンとの有名な会話が交わされます。

※この会話の前にディオゲネスは首を踏みつけられ地面にくちづけを強要されてます。

アルスラーン『もし私が貴殿の前に捕虜として引きだされたら、貴殿はどのようにする?』

ディオゲネス『たぶん、貴殿を殺すか、首都コンスタンティノポリスの街頭でさらし者にするだろう』

アルスラーン「私の罰は、それよりはるかに重い。貴殿を赦免し、自由にする」

カッコいいですねアルスラーン

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もろもろの取り交わしをしてディオゲネスは丁重に返されました。

しかし、すでに皇后のエウドキアは夫を廃して前夫との間に生まれていた息子ドゥーカスを

ミカエル7世として新たに皇帝として即位させていたのです!

「冗談じゃない」

とばかりに彼はドゥーカス家に逆らいますが

3度の戦いに敗れ、

失脚させられ、

目をつぶされ、

プロティ島に追放されてしまいました。

ほどなく、彼は残忍な目つぶしが原因の感染症がもとで

死去したそうです。可愛そう過ぎる・・・(泣)

 

結婚はよく相手を見て慎重におこないましょう

 

 

3.ウェールズ王グリフィズ

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…11世紀まだまとまっていなかったイギリス。そのウェールズ地方の

王族としてグリフィズは生まれ育ちました。

ところがその頃隣の国で成り上がった騎士トラハエアルンが領土を広げ

グリフィズの国を乗っ取ってしまいました。

 

グリフィズは20才のときに海を渡ってアイルランド軍の援助を

取り付けて、ウェールズに再上陸。トラハエアルン軍を破り

国外へ追放します。

 

しかし平穏もつかの間、イングランドを平定したノルマン軍が

侵略して来ました。しかも、その隙をついてトラハエアルンが

また攻め込んで来ました。しかも南部のカラドグ王と同盟を

結んでいます。グリフィズはなす術なくウェールズを脱出、

再びアイルランドに渡ります。

大ピンチです!

 

このままでは攻め滅ぼされてしまいます。

グリフィズはカラドグに侵略されて放浪していたとなりの国のリース王に

同盟をもちかけます。同じ境遇のリース王は意気投合して同盟を結びます。

上陸すると休まず兵をすすめるか休めるかの議論はあったようですが

数では負けているのでトラハエアルン軍に夜襲を仕掛けることになりました。

結果、暗闇で寝ているところを襲いトラハエアルン・カラドク軍に勝利、

両将ともに戦死させることが出来ました。グリフィズ26歳のことでした。

めでたし、めでたし

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・・・とはなるようなら今回のテーマにあわないです(笑)

 

少しするとしばらく静観していたイングランドのノルマン軍が攻めてきて

ウェールズは占領され、なんとグリフィズは仲間の裏切りで

捕虜になってしまいました。

チェスター城に投獄、軟禁されてしまいます。

殺されはしないもの数年がたっても出られる気配はありません。

気持ちとしては

「有岡城の黒田官兵衛」や

「九度山の真田信繁」

みたいなものだったと思います。

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このまま飼い殺されてしまうのか・・・。

幾度も季節はめぐり・・・

・・・5年

・・・10年

12年が過ぎた頃、囚人に足かせはつけたもののお祭りの日に外出が許されました。

そしてグリフィズが外の市場で食事をとっていたところ、

仲間が足かせごと連れ去ることに成功したのです!

王を奪還したウェールズは俄然盛り上がります。

グリフィズは一度アイルランドに逃れますが、すぐにウェールズに戻り

鬱憤を晴らすかのようにウェールズ全体に反乱の火を広げます。

また、外交によってノルウェーを巻き込むなどしてウェールズを

ほぼ手中に収めます。やがてグリフィズの子供たちも祖国を守り

安定した時期が続くことになります。

 

今度こそ、めでたしめでたし

 

やっぱり最後まで諦めてはいけませんね

 

次回は捕虜になった王様パートⅡで

・フランス王のジャン2世

・明の英宗

・フランスのナポレオン3世

の予定です。

 

記事 コミュニティビルダー協会理事 浄法寺

 

 

 

 

 

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