“木の家の良さ”って何でしょう？

公開日： 2015/10/25 : 最終更新日：2015/11/21 未分類

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“木の家のよさ”って何でしょう？

いろいろと調べてみると意外に木の家の良さが分かってきました。

日本で木造住宅が多いのも納得です。

木の家を建てる人はどのくらいいるでしょう？

街を歩いていると建築中の家をみつけて、近づいてみると木の良い香りがして気分がよくなったりしますが、実際のところどのくらいの人が（木の家）木造住宅を建てているんでしょうか？

年々少しずつ減少していますが、国交省の調査によると今でも軸組み工法と２×４を合わせると９割の人が木造で家を建てています。すごいですね！

どのくらい前から木の家があるんだろう？

一番古い建物はご存知『法隆寺』。なんと築1300年！しかも当時切り出された木材が今でも使われています（全部ではありませんが）。民家では築700年といわれている家は神戸市に残っています。箱木千年家といって公開しているので近くの人は見に行っても良いと思います。私もいつか行ってみたいと思っています。

単純な木の家であれば、皆さん歴史の授業の最初のほうで習った竪穴式住居が縄文時代初期からということなので約15000年前になります。ちょっと想像が付かないですが、それくらい前から日本人は木の家に住んできたということです。

ちなみに「日本書紀」（これまた1300年前に編纂）には40種類以上の樹種が記載されているそうで、建築材料として使われている「ヒノキ」はスサノオの胸毛から「スギ」は髭から、「クスノキ」から、「マキ」は尻毛！からできたそうです。

木の家の効能は？

①軽くて強い。

→ほかの材料に比べて重さあたりの引っ張りや圧縮強度が強いので、運搬しやすい、現場での組み立て、加工がしやすいというメリットが生まれます。

②人の健康やこころにやさしい

→木材の持つ特性として「①熱性が高く温もりがある、②調湿作用がある、③衝撃緩衝作用がある、④目にやさしい、⑤ダニの繁殖を抑制する、⑥心地よく聞こえる音に調整する⑦香りがストレス低減、血圧の低下、脈拍の安定」というものがあります。

③火に強い（太い材料の場合）

意外に思われるかもしれませんが、ある程度以上の太さになってくると火が付いても、表面が炭化して残り、中まで燃えるのに時間が掛かります。ですので短時間で家が崩れ落ちることはありません。

④省エネルギーな材料

→木材は鉄やアルミニウムといった材料に比べ炭素放出量が大変少なくなっています。このことからそれだけエネルギーを必要としない省エネ材料であり、地球温暖化防止に大きく貢献する材料であるといえます。しかも、木造住宅は、鉄筋コンクリート造住宅の約４倍の炭素を貯蔵しており、我が国の木造住宅全体では約1.3億トンの炭素（平成5年）を貯蔵しているという報告があります。炭素を固定した木材を使っている木造住宅は、第２の森林と言えます。

木材の健康に対する気持ちよい効果

木材の表面の細かい凹凸は、光の反射を抑え、目にやさしく落ちつきと温もりのある空間を演出します。また、木材にある細かい空洞は、熱を伝わりにくくし、冬場は冷えすぎず、夏も熱くなりすぎない暮らしやすい環境を提供します。さらに、抗菌効果のあるフィトンチッド成分が放散されることで、空気の浄化作用や心の情緒を安定させて気分を爽快にするといった効果も期待できます。その他にも、音の反響を抑えたり、湿度を調整する等、実にさまざまな機能を備えています。

また、オフィスや公共施設等を木造にすることも、そこで過ごす人たちにさまざまな効果をもたらすという研究成果が蓄積されています。例えば、校舎を木造にすると、教師の疲労感が和らぎ、子どもの集中力が高まるといった研究成果があります。