住友林業のLCCM住宅
皆さんこんにちは
コミュニティービルダー協会の浄法寺です。
今日の千葉は気温が25度を越えてきて
まさに初夏という感じでした。
業界のニュースを見ていましたら
住友林業、
環境フラッグシップモデル「LCCM住宅」発売
というのが出ていました。
ホームページを見たところ、
概要としては
住友林業(東京都千代田区)は4月22日、優れた断熱性能や高性能な設備機器、大容量太陽光発電システムなどの創エネルギー機器を駆使した「LCCM住宅」を発売した。同社の環境フラッグシップモデルとして位置付ける。本体価格は3.3㎡あたり103万円(税込み)。年間受注目標は100棟。
① オリジナルの「BF(ビッグフレーム)構法」で長期間炭素を固定
モデルプランで試算した炭素固定量はCO2換算で1棟あたり約18t-CO2となり、これは約0.3 haの杉林が50年間に吸収するCO2量に相当します。当社の戸建て注文住宅の年間販売棟数で算出すると約 2,600 ha分相当となり、使用した木材分を再植林することで森林を若返らせC02吸収量を増やします。
参考)モデルプラン(BF構法、2階建て・延床面積114.18㎡)で試算
*炭素固定量(CO2換算量)は、林野庁の「建築物に利用した木材に係る炭素貯蔵量の表示に関するガイドライン」に則り、モデルプランの構造材、羽柄材を対象に算出しています。
*再植林相当面積はモデルプランの構造材、羽柄材を対象に50年生の杉林で換算しています。
>ビッグフレームだからというよりは杉を使うから炭素固定ということですよね。
② BF構法の強靭な構造躯体とライフステージの変化に柔軟対応
BF構法は構造部分(スケルトン)と暮らしに合わせて配置する内装・設備部分(インフィル)を分け、スケルトン・インフィルの考え方に基づいた設計が可能です。「Si間仕切り」は通常の仕切り壁に⽐べて取りはずしが容易で、家族の誕⽣、成⻑、独⽴、退職などライフスタイルの変化に合わせて間取りを変更でき、将来に渡る変化に対応しています。後世へと引き継ぐ家として長期間炭素を固定し続け改修段階でもCO2排出量を削減します。
>これはビッグフレームの効果があるかもしれません。柱や梁を太いものにして間仕切りの可変性をもたすということですね。
③ 光と熱をコントロールするパッシブデザイン
南の採光面は「日射取得型複層ガラス」、その他の面には「日射遮蔽型真空トリプルガラス」を採用。深い庇等は夏の強い日差しはカットし、冬は光を効果的に室内に取り込みます。建物は高性能な断熱部材で全体を包む「360°トリプル断熱」を採用。光と熱をコントロールして過ごしやすい居住空間と、CO2排出量の削減を両立し、快適かつ環境に配慮した暮らしを約束します。
>ここが断熱仕様の肝なんでしょうね。これだけですとどれくらいの能力なのかは未知数です。
④ 省エネルギー性能と経済性を兼ね揃えた環境配慮機器搭載
屋根形状の工夫で大容量の太陽光発電システムを搭載できます。発電効率が高く経済性に優れ、蓄電池と併用しやすい点も魅力です。省エネルギーでお湯をつくる高効率給湯器も採用し、太陽光発電のクリーンエネルギーと併せ環境に配慮しつつ光熱費を削減します。
>LCCM住宅認定をもらうために外せないところでしょうね。逆にいえばLCCMは基本的にCO2対策なので断熱性能よりもエネルギーがフラットになればクリアできてしまうという問題もあります。
⑤ 国産ヒノキ、カラマツを活用した国産材仕様を設定
建物の構造をつくるビッグコラムと軸柱に国産ヒノキの集成材、梁は国産カラマツ集成材の国産材仕様を設定。国内林業の活性化に貢献します。
>国産材使用を設定、ということは標準仕様ではないんですね。ぜひ標準にして国内の森林維持のフラッグシップにして欲しいところです。
⑥ バイオマス燃料による木材乾燥
柱、梁等の主要構造部材は乾燥工程で再生可能なバイオマス燃料を活用。建設段階のCO2排出量の削減につなげます。
>再生可能なバイオマス燃料というのは間伐材などでしょうか。確かにカーボンニュートラルにはなりますが、せっかく木になって炭素固定してるので、できるだけそのまま利用してくれると嬉しいですよね。
いろいろと批判しているようにも見えたかもしれませんが、国内に膨大な森林を持っている(日本の国土の1/800)住友林業さんにはとても期待していることの裏返しなんです。ぜひ頑張って欲しいです。
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