耐震、免震、制震の違いとは?
- 投稿日:2016-04-02 06:00:29
- 作成者:ウッドアートスタジオ
日本は地震の多い国として知られ、古くから地震に対する対策が進んでいる国でもあります。
家についても地震による揺れを想定してその際にも家が倒れたり壊れたりしないように対策をしてあるものが殆どで、その対策も様々なものが開発されています。
地震対策の中でも最近非常に耳にする言葉の中で、耐震、免震、制震という物が有りますが、厳密に意味の違いを理解して使われていることは少なく、曖昧に記載されている例も少なくありません。
耐震とは地震に耐える構造ということで柱や壁、土台などに補強を施し、揺れにより倒壊することを防ぐものです。
免震とは土台にダンパーなどを設置し、地震の揺れを直接建物が受けないようにするものです。
制震とは建物が地震の揺れに伴って揺れることで地震の力を建物自体で分散し、倒壊を防ぐ構造です。
それぞれの方法は建物の構造と重量、及び建物内に設置する物品の重要性などにより使い分けられることが多いものです。
また最近では耐震、免震、制震のすべての機能を持たせることで地震に対する対策を強化している例も多く見られます。