薪ストーブって良いの？

薪ストーブは、その名の通り薪を燃料とした暖房器具で、近年多くの人が意識し始めているエコロジー、スローライフを体現したものといえます。

扉を閉じて密閉したスペースの中で火を焚き、部屋全体を優しく暖めます。
火を止めても急に部屋が冷たくなることなく穏やかに熱が下がっていきます。
木を燃やすので煙が出ますが、煙突から排出されるので他の暖房器具のように換気をする必要がなく、部屋の中は常にクリーンな空気を保つことができます。

燃える火の直接熱よりもストーブ本体が熱せられることで生じる輻射熱で部屋が暖められるので暖炉よりも熱効率がよく、部屋全体が穏やかなぬくもりで包まれます。
音も静かで、ファンヒーターのようなゴーッという作動音で煩わしい気分になることがありません。
炎がゆらめく中で時折薪の爆ぜる音がパチっとなるくらいで、煩わしいどころか落ち着いた気分にひたれます。

良い点だけではなく、面倒なこともあります。
たまった灰をとったり煙突の掃除をしなければなりませんし、燃料である薪の調達や貯蔵場所にも頭を悩ませます。
しかし薪ストーブを選ぶ方は、これらの手間のかかる作業をあえて良さと捉える向きが多いです。