住まいと暮らしのブログ市場 ヘッダー

「10年後に無くなる職業」

  • 投稿日:2016-05-28 11:00:00
  • 作成者:

今年始め頃、
「10年後に無くなる職業」というのが評判になりました。
人工知能(AI)によって
機械にとって代わられる職業を
オックスフォード大学の教授が発表したというものです。

興味深いのが、
その筆頭に上げられていたのが、
「ローンの審査担当者」だったことです。

以前のブログ(4月13日付「変動金利は変わらない」)
で似たようなことを書きました。
(金利決定方法と審査は違いますが…)

ローン審査というのは、
今でも機械審査みたいな部分はあります。
そのお客さんの将来性を買って
投資(というか融資)する。
などという考え方は、

微塵もありません。

過去の源泉徴収票の数字を拾って
個人信用情報の既存借入と比較して
30%以下ならOK!
という極めて簡単な審査です。

「30年以上に亘る長期の貸出ですので
慎重の上にも慎重を重ねて審査しています」


というのは真っ赤なウソです。

もちろん、
過去におけるデフォルト率(返せなくなる確率)などの
積み上げが無ければ不可能かもしれませんが、
未来を予測せずに過去だけ見るのなら
機械でも充分出来そうです。

実は住宅ローンの審査は
銀行では行なっていません。


保証会社で全て一括審査しています。
保証会社がどんなことをしているのかは、
これまた過去のブログ→「保証料ってナニ?」
に書かせていただきましたが、

お客さんからお金をもらって
返せなくなったら家を売れ

というのが仕事です。

審査は上記の通り
数字を拾って比較するだけなので
チョー簡単です。

ローン窓口でもったいぶって
「保証会社の審査ですので・・・」というのは
ローン窓口の逃げの手に他なりません。

日本で言えば、
ローン審査担当者というより
保証会社が無くなることでしょう。

ただし、
銀行は保証会社を金融庁調査の隠れ蓑にしている側面もあり、
年取った職員さんの定年までの受け皿になっていますので、
いくら不要と言っても残し続けることでしょう。


大垣で【フラット35】なら
アウル住宅ローンセンターへ。

住宅ローンQ&A

ESJ55

の紹介

OWL(アウル)・高橋義孝 住宅ローンは借金だけど、資産作りの手段です。 かしこく借りてしっかり貯める。 銀行の選び方・ローンの借り方・返し方を教えてます。 銀行出身のファイナンシャルプランナーです。 ツイッター:@mom_hom ホームページ:http://owlogaki.com/