「10年後に無くなる職業」
今年始め頃、
「10年後に無くなる職業」というのが評判になりました。
人工知能(AI)によって
機械にとって代わられる職業を
オックスフォード大学の教授が発表したというものです。
興味深いのが、
その筆頭に上げられていたのが、
「ローンの審査担当者」だったことです。
以前のブログ(4月13日付「変動金利は変わらない」)
で似たようなことを書きました。
(金利決定方法と審査は違いますが…)
ローン審査というのは、
今でも機械審査みたいな部分はあります。
そのお客さんの将来性を買って
投資(というか融資)する。
などという考え方は、
微塵もありません。
過去の源泉徴収票の数字を拾って
個人信用情報の既存借入と比較して
30%以下ならOK!
という極めて簡単な審査です。
「30年以上に亘る長期の貸出ですので
慎重の上にも慎重を重ねて審査しています」
というのは真っ赤なウソです。
もちろん、
過去におけるデフォルト率(返せなくなる確率)などの
積み上げが無ければ不可能かもしれませんが、
未来を予測せずに過去だけ見るのなら
機械でも充分出来そうです。
実は住宅ローンの審査は
銀行では行なっていません。
保証会社で全て一括審査しています。
保証会社がどんなことをしているのかは、
これまた過去のブログ→「保証料ってナニ?」
に書かせていただきましたが、
お客さんからお金をもらって
返せなくなったら家を売れ
というのが仕事です。
審査は上記の通り
数字を拾って比較するだけなので
チョー簡単です。
ローン窓口でもったいぶって
「保証会社の審査ですので・・・」というのは
ローン窓口の逃げの手に他なりません。
日本で言えば、
ローン審査担当者というより
保証会社が無くなることでしょう。
ただし、
銀行は保証会社を金融庁調査の隠れ蓑にしている側面もあり、
年取った職員さんの定年までの受け皿になっていますので、
いくら不要と言っても残し続けることでしょう。
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