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「なんちゃってアセット」

  • 投稿日:2016-07-29 11:00:00
  • 作成者:

7月24日の記事(「銀行がしない『アセットマネジメント』)
ウチはアセットマネジメントをしませんという冷たい発言をしました。

その理由は記事にも書いた通り、
本来のアセットマネジメントの対象になる人の資産構成として、
自宅を取得するために借金をする人では運用をマネジメントする程の資産がないことが挙げられます。
そりゃそうですよね。
保有資産のうち不動産を借金で購入しているならプラマイゼロかプラスが少しでしょう。
その他に唸るほどの金融資産がある人というのは考えにくいです。
そもそも、そういう人は住宅ローンを使いません。

ただし例外はあります。
将来相続により資産を取得する予定のある人です。

このような人は、
できれば今財産をお持ちの親さんと協力して
将来の資産バランスを上手く組み立てたいものですね。

<資産が現金ほか金融資産である場合>
◯相続時にそのまま課税評価されてしまうので、
 今のうちに終身保険などにシフトする。
◯二次相続をにらんで孫に財産を移す。
◯住宅取得等資金の贈与で非課税枠を上手に使う。
◯モノに換える。


現金の場合は、最悪もらったお金の中から税金を納めれば問題はありません。

<資産が不動産である場合>
不動産の場合、それが賃貸住宅や駐車場などのお金を生む土地なら
相続人は欲しがりますが、
山林・田・畑や古い家、田舎にある土地などは、
財産であるものの、引き継ぎたがらない問題があります。

そのような土地は、
相続から取り残され、所有者が故人のまま放置されることもあります。
所有権の登記は相続時に絶対するべきですが、
義務ではないし、登記に費用が掛かることから
登記されないことが問題となっています。
(参考)
リンク→いったい誰の土地?深刻な実態〜NHK NEWS WEB
◯建物をリフォームして代物弁済を登記原因とし、息子などの名義にする。
◯小規模宅地の評価減の特例を活用する。
◯空き家対策特別措置法の対象にならないように管理をする。場合によってはリフォームする。
◯太陽光発電設備を設置して価値のある土地に換える。


差し迫った相続だと
対策は限られてきますが、
既に相続が始まっている状況よりは
何倍も方法はあります。

相続対策と考えるより、
むしろ資産運用(アセットマネジメント)として
世代を超えた運用方法を前向きに考えるほうが、
おじいさんもその気になるのではないでしょうか?



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OWL(アウル)・高橋義孝 住宅ローンは借金だけど、資産作りの手段です。 かしこく借りてしっかり貯める。 銀行の選び方・ローンの借り方・返し方を教えてます。 銀行出身のファイナンシャルプランナーです。 ツイッター:@mom_hom ホームページ:http://owlogaki.com/