「今月の金利(30年11月)」
11月の金利は、米国金利の上昇を受けてジリジリと上昇し、
前月に比べて0.02%〜0.04%のアップとなりました。
10月なかばに公表された機構債の金利は8月以降3ヶ月連続の上昇で、
それを受けて【フラット35】の金利もアップした格好です。
【フラット35】30年11月適用金利
返済期間 20年まで 1.35% (+0.02%)
返済期間 21年以上 1.45% (+0.04%)
【フラット35】S(当初金利を0.25%引き下げ)
返済期間 20年まで 1.10%
返済期間 21年以上 1.20%
市中銀行では、三井住友銀行と三菱UFJ銀行が10年固定型を0.05%引き上げると発表しています。
一方、みずほ銀行と三井住友信託銀行は10月から据え置きにしています。
31日に日銀の政策金利を据え置きとの発表がありましたが、
この時点ではローン金利は既に決定しており、急に変更になることはありません。
今や政策金利は
「2%の物価安定目標の実現のために必要な時点まで、
長短金利操作付き量的・質的金融緩和を継続する」
…ため動かしようがない体裁になってしまっています。
来月の市中金利が上昇しても、政策金利はおそらく変更しないので、
実体経済との乖離が問題となりそうです。
(出典:日本相互証券株式会社)