「核シェルターと住宅ローン」
今日(8月6日)は平和記念日です。
広島市では記念式典が開催され、二度と核兵器の使用が無いよう祈りが捧げられました。
もちろん、核兵器を使用しないためには、対話による平和的解決が最も有効です。
今回はそっち方面の話ではなくて、
もし核シェルターを設置したらいくらになるのだろうか?を考えてみました。
まずは、核汚染から身体を守るための「濾過(ろか)器」です。
インターネットで調べてみたら、売っている会社が国内にもあります。
価格は180万円からとなっており、
「意外と安いじゃん!」という印象を受けました。
これは、特殊空気濾過機を取り付けることで危険な有害物を含んだ外気を濾過し、
安全な空気に換えた空気のみを室内に取り込む仕組みです。
既存の室内に取り付けるタイプで、原子力発電所のトラブルの際に排出される
放射線物質を濾過することも可能です。
濾過器の他にその部屋をキッチリ密封する工事が必要になります。
また、鉄筋コンクリート構造であることが必要です。
スイスとイスラエルでは
家庭用核シェルターの普及率は100%だそうです。
これは知りませんでした。
ちなみに日本では0.02%だそうです。
(日本核シェルター協会調べ)
原発被害を心配される方には、良いかもしれません。
それより核爆弾が不安だ。
という方には、やはり地下シェルターでしょう。
シェルターと言うとこちらのイメージが強いと思います。
こちらの価格は225万円から。
こちらも「意外と安いじゃん!」というのが正直な感想です。
これは最も小さいタイプのものです。
防水ハッチ付きのカプセル型のシェルターを地下に埋設します。
当然シェルター本体以外に埋設費用他がかかります。
これに上記の濾過器を取り付けると
工事費を除いて405万円から地下核シェルターが完成します。
この費用を住宅ローンで賄うことは可能か?
おそらく新築時は建物価格の一部にしてしまえば可能です。
リフォームとして取り扱うのも、多分可能だろうと思われます。
既存の建物とは別の工事ですが、カーポートの設置と同じ考え方で良いでしょう。
地震や津波の際にも効果を発揮しそうです。
(ハッチが塞がってしまったら、そのまま棺桶になってしまいますが…)
これらのリスクを考えるより、
もっと発生の可能性の高いことはあります。
例えば近隣で岐阜県大垣市の場合、
今後30年以内に震度5強以上の地震が発生する確率は、
80.1%だそうです。
これは「地震ハザードステーションJ-SHIS」
http://www.j-shis.bosai.go.jp/map/
というサイトで公開されています。
リスクとは言えませんが、
お子さんのいる世帯では◯年後に進学する確率はほぼ100%でしょうし、
おじいさんが◯年後に亡くなる可能性はほぼ100%でしょう。
発生の確率とともに、同時に考えなければならないのが、
起こった時の被害の大きさです。
たとえ確率が低くても、
損害が大きいものには備えておかなければなりません。
反対に確率が高くても、
損害が小さいものは備えは無くても構いません。
例えば、地震で
家が倒壊してしまったら建て直し費用に地震保険は必須ですが、
コーヒーカップが割れた程度の損害なら、毎年地震が来ても無視できます。
大切なのは、
我が家に起こって困ることは何か?
困る金額はどれくらいか?
まずはこれを考えることです。
確率はその次です。
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