化学物質を極限まで減らし、ご家族の皆様が安心して暮らせる場所に・・・。
開放的な間取り、無垢の建具や床、漆喰の壁など、『ザ・北澤工務店』なお家となりました。
介護を必要とされるお母様の暮らしを中心として、使いやすく住み心地の良い平屋建てのお住まいです。
広い玄関土間とスロープ。
漆喰の壁、現しの梁がとてもいい感じです。
以前よりご使用の薪ストーブをリビングに設置しました。
新築をされるお客様の思いに寄り添ってみる。
家づくりの仕事に携わるようになってから、早いもので32年が過ぎました。
バブル時代、レジャーランドと言われた大学を卒業し、父の営む北澤工務店に入社しました。
当初は『建築が好き』という感覚はあまりなく、『あと取りだから』という単純な思考でした。
成り行きの毎日を過ごしていましたので、なかなかうまくいきません。周囲からは『なにもセンム』と揶揄されました。
うまくいかないのは父親のやり方が悪いからだと責任転換をし、口論も絶えませんでした。
いわゆる『二代目ボンボン』そのものの私・・・
当時は『家』というモノしか見ていませんでした。
流行のローコスト住宅や新工法・新構造の商品ばかりに目がいっていました。
しかし、なにか燃えるものを感じない。ただやっているだけ。
自分が本当にやりたい仕事ではないのではないか・・・
様々な研修に通い、なんとかこのモヤモヤ感を打破しようとしました。
ある講師の先生のお話に、
『饅頭屋は饅頭を切っ先にして、社会を見、世界をみるんです。』という言葉がありました。
またある先生からは『どんな仕事にも必ず意味と価値がある』ということを学びました。
それらの学びを深めていくうちに、ふと、たいへん大きな気づきと出会いました。
それは『家づくりという仕事の背後にあるものとの出会い』でした。
それは『お客様家族の成長をずっと見守りたい』という内側から湧き上がってくる「欲求」とも言えるものでした。あぁ、私が家づくりという仕事を通して実現したいものはこれなんだ!!と。
初めて私が新築工事を受注させていただいた河内町のT様。
初作ということで一所懸命頑張ったつもりでしたが、どうにもうまくいかない。散々ご迷惑をおかけしました。
後年、ご夫婦のやりとりでこんなことを話されたそうです。
『どうして北澤に?他社のほうがよかったんじゃない?』
『いやいや、おさむくんの若さにかけたんだよ』と。
当時年長さんだった愛娘さんはとっても素敵なレディとなり、先日は一緒に出雲大社巡りをし、さらに富士登山や知覧の旅も。
30年の年月を経てT様ご家族と一段と親しくお付き合いさせていただいています。
父の時代にお世話になったS様。新築当時5歳だったまことさんは33年経って38歳になられました。
解体して新しいお家を建てる方が多いご時世にも関わらず、
家族の成長の歴史を刻んできたこのお家が大好きなんだと言われ、再生工事をさせていただくことになりました。
耐震工事を含め、ほぼ全てに手を加えることになりました。
お引渡し式の当日、それはなんとあの東日本大震災の日・・・。
近所では瓦の崩落や壁の亀裂が顕著であったにも関わらず、まことさんのお家は無傷でした。
お家が家族の期待に応えてくれたとしか思いようがありません。
私たちがつくったお家でお客様家族が様々なドラマを経て成長していく。
いのちが生まれ、いのちが終焉を迎える。その過程を見守らせていただく。
毎年秋にBBQ大会を行っているのも、毎年富士登山を行っているのも、
知覧の旅や様々な企画を重ねているのも、全てここに帰結します。
家づくりという仕事の背後にあるものがはっきりと見えました。
それは『お客様家族の成長をずっと見守りたい』という湧き立つ欲求です。
たまたま父の後を継いだ建築という仕事だけれども、いま私の人生の上にどっかりと乗っかっている実感があります。
この『家づくりという仕事』をお客様と共に、職人と共に、社員と共に、さらに深めていきます。
開催日時 | 随時 |
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開催店舗 | 茨城県龍ケ崎市藤ヶ丘7-1-7 |
予約締め切り | 2025-07-30 |
イベントジャンル | 相談会 |
特長 |
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参加費 | 無料 |
問い合わせ先 | 株式会社北澤工務店 |
開催場所: 茨城県龍ケ崎市藤ヶ丘7-1-7