耐震等級1は震度5程度(東京の場合)で損壊なし、2では同1.25倍の地震力、3で同1.5倍の地震力というのは漠然と理解しています。
建築会社では耐震等級についてどの様に考えていらっしゃるのでしょうか?
ある工務店ではカタログ等において構造について自信たっぷりに喧伝しているのに、耐震等級では2となっていました。
また他の工務店では、耐震等級3をやっと達成したというレベルでは、今後数十年の内に発生するであろう巨大地震は耐えられない(倒壊は免れたとしても改修程度では住み続けられない)と仰っていました。
品確法やローンのことだけを考えて耐震等級2(あるいは3でも)を取得しておけば良いという考えの工務店だとすれば、一生住み続けようという買い物をお願いできません。
実際に建築をされておられる皆様はどの様にお考えですか?
ゲストさん
回答数 | 2 |
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お世話になっております。
現在、実際に建てられているお客様は、以前から比べれば耐震に対する意識が
高くなっているのは事実です。
中には最初から「耐震等級3でお願いします」というお客様がいる一方、こちら
から耐震レベルを上げることを提案して初めて認識する方もいらっしゃいます。
耐震に対する認識は住まう方で温度差はまだまだあるようです。
また、我々造り手側としては、2年前の東日本大震災から耐震に対する認識が
より強くなってきています。当社で建てる住まいも耐震等級3が多くなってきており
今後は国からの指導もより強化させてくることが予想されますので、等級3と
いう住まいが当たり前になってくると考えています。
草野工務店
草野
耐震等級についてのお考えは、その通りだと思います。
いくら等級3であっても、450~600gal以上の地震加速度がかかれば、
倒壊の可能性が出てきます。
等級2では、400~500gal以上です。
建物の強さを増して、地震の力に対抗するのは限界があります。
そこで、地震の力が大きな巨大地震と云われる加速度の大きなものに対して、
イシンホームでは減震のシステムを標準に採用しています。
これは建物に入ってくる倒壊の可能性の高まる地震の加速度を半分にしてしまうシステムです。
800galを400galに減震します。
イシンホームの家は、通常の地震には耐震等級などによる建物の強さで耐え
大きな地震には減震システムによって安全と安心を求めている家です。