コミュニティービルダー協会は
「内閣府beyond2020」の認定および「外務省JAPAN SDGs Action Platform」の紹介団体です。

工務店 経営 浸水しない家、水に浮く家登場!

4 7ニュースといって全国新聞ネット(共同通信と地方新聞が組んでいます)が出していたニュースなんですが、

『豪雨から住宅を守るには、浸水しない家、浮く家』

といった見出しのニュースがありました。要は台風ですとか、豪雨、最近は本当にすごい量の雨が降ったりしますけれども、風も凄いですよね。 そちらに対してどういうふうに対処する住宅が出てきたと、これ結論から言うと皆さんご存知の一条工務店さんの方で商品化されたもののニュースなんですけども、確か去年の10月か秋から冬にかけてぐらいだったと思うんですけど、日刊工業新聞の方で確かYouTubeに一条工務店さんの浸水に関しての動画を上げたと思うんです。筑波の災害センターの方で、一条工務店さんが対浸水実験を行っていたという、そういったニュースをやってたんですが、そちらの方がですね今回商品化されて、大々的にホームページなんかで内容見れます。一条工務店さんが二階建てを二つ、普通の家と、今回の水害対策の家と、実在のものを両方作って、実験したというものなんでこれを実際に浮かせてみてというか3メーターぐらい水が増えたといういう状況で検証したというものです。

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当然普通の家はですね、窓などから水が侵入してすごいことになってしまうわけなんですけども、今回浸水しないという一条工務店さんが作った家ですが、窓ガラスに関しては強化ガラスを使った3層。3層だけならそんなに珍しい話ではないんですけども、防水材などを使って当然パッキンも使うゴムパッキンなんかを使って中に入らないようにしたり(画像を見る限りでは大きな窓は引き違いでなくドア型の片すべりだし)とか、あとはエアコンの室外機ですとかパワーコンディショナーや電気温水器とか、そういったものも通常のグランドレベルのところに置かず、1.5 mの高さに固定。排水管には逆流しないように弁をつけたということなんですね。 実際に今までのこういった形の排水弁というのは、住宅じゃないところには使われたりしたんですが、今回住宅に使うというのは多分ほぼ初めてなんではないかなというようなことが出ています。

窓

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それと「浮く家」というものがあるんですね。浮く家ってどういうことかというと、浸水してあんまり水がいっぱい来ると、基礎ごと家が浮いてしまって、流される。それを流れないようにすることなんですね。

流されないための工夫の一つが床下にあえて水を入れるっていうのがあります。センサーなんかをつけてやるみたいなんですけど、あえて床下に水を入れることで重さを増やして、流れないようにするということが一つ。
これちょっとホームページ見ただけだとわからなかったんですけど、実際これで、床下から床に水がいっちゃわないんだろうかとは思いました。もちろん床の土台下などにパッケージしたりするんでしょうね。よく写真を見ると、床下を普通よりも深く取ってるかなあと思いました。

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それともう一つ。
建物自体係留するというか、ダンパーつけるというか、建物の外庭と言ってもいいとは思うんですが、そちらの方にポールを作ってですね、そちらに繋いでおくっていう、そういうやり方みたいですね。それで雨が来て、浸水して浮いても、動かないということでやってるそうです。

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私が最初に想像したのは、地震対策で、エアダンパーといって揺れが来たときに、2,3センチ建物を浮かせて、それで地震をやり過ごす免震住宅っていうのが今あるので、それを応用したのかなと思ったんですけどそうではなくて、もう基礎ごと浮いちゃった家を流さないように係留するという、そういうやり方だそうなんですね。

 

この辺のやり方っていうのは実際、地域の工務店さんで応用できるかどうかっていうところなんですけど、おそらく、それぞれ浸水に対してそのパッキンなどが、もう全部全部オリジナルかっていうとそうじゃないような気はしますし、また、掃き出し窓を極力少なくするっていうことでも、できるんじゃないかな、いうようなことは思いました。
それはもう庭の生かし方とかで違ってくるとは思うんですが私の知り合いの建築士の寺澤さんという方がいらっしゃるんですけど、東京(低地が多い)の方なので、浸水に対するやり方っていうのも、ちょっと独自に探ってちょっと目処がついたいったお話も聞きました。全く地域の工務店さんでできないかというと、多分そんなことはないと思うんですね。

あとは価格設定という部分もありますが、例えば今回の耐水、浸水しない家というのが、延べ床35坪の家でだいたいプラスオプションで40万円ぐらい、浮く家が100万円程度ということです。おそらくだんだん他の会社でもできるようになるんじゃないかなと思います。技術もそうですが基本的には住宅の場合、全てオリジナルで作るっていうのは、ほぼない。いうのは皆さんご存じの通りなので、地域の工務店さんも地域によっては、たとえば海の近くとか大きな川の近くとか今まで浸水リスクがあったようなところ、役所なんか行くと、防災マップに出てますけども、そういった心配があるところだとしたら、こういったモノを取り入れるっていうのも、またお客様のためにということを考えれば、大切なんじゃないかなと思います。
やっぱり、心配事っていうのはお客様の中に当然あるわけで、そこをどれだけ拾えるか、よくヒアリング能力は大事だいうことを言われますが、それに対して逃げずに、プロとしてちゃんと答えてあげられるっていうのはすごく大事だと思います。

特に今はネットみんな見てますから。

対策ができる会社がある。

対策ができない会社もある。

となったときに、どう結果が出るかことだと思うんですね。
純粋にお客様のことを考えればということでは、やらないよりは絶対やった方がいいんじゃないでしょうか。

取り入れられるようにする、もしくは自分たちで何らかの方法をとって、自分たちはこう考えて、このようにしてますというのを社内で話して自信を持って話せるようにしておくっていうことがやっぱり大事かと思います。

記事 一社)コミュニティービルダー協会 浄法寺亘

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この記事を書いた人

浄法寺 亘

工務店の社会貢献やSDGs、国産材利活用を応援する「コミュニティビルダー協会」代表理事。
今動いているプロジェクトは「木ッズ絵画コンクール」
※8月実施予定。
住宅サイトの運営もしています。

福島県 喜多方市出身
県立会津高校卒
市立高崎経済大学卒

著書:
頼みたくなる住宅営業になれる本
https://x.gd/oatiM
SDGsに取り組もう 建築業界編
https://x.gd/MXYJr
とっておきの見込み客発掘法
https://x.gd/001or

主な講演:
鹿児島県庁主催「かごしま緑の工務店研修会」
リードジャパン主催「工務店支援エキスポ」(東京ビックサイト)
育英西中学校
その他住宅FCなど

活動実績
2019~ 千葉県にて里山竹林整備ボランティア
2020~ 木ッズ絵画コンクール

工務店の集客・営業ならジーレックスジャパン →ホームページはこちら

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