【コラム】暮らしを変えるあかりの世界

公開日: : 最終更新日:2020/06/01 コラム

   

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図1

みなさまのお住まいにはどんなあかりが使われていますか?
「リビングには大きいライトがついているなぁ。」
「あれ?廊下は?洗面所はどんなライトだっけ?」
私たちの生活に欠かせない明かり。
あたり前過ぎて、意識していなかったりしますよね。

もし、落ち着いた雰囲気のバーやカフェが、コンビニエンスストアのような煌々とした明かりだったら?
学校やスーパーマーケットが、ろうそくのような明かりしかなかったら?
そのように、空間づくりと明かりは、切っても切れない関係なのです。

私たちが暮らす住まいでも、日中、リビングでお子さんが遊んだり、ダイニングでお勉強をしたりする時は、しっかりと明るく。
夜、食事の後は、少し明るさを落とし、くつろぎ感あふれる空間に。
こんな暮らしのシーンに合わせた変化を、あかりは作ることができるのです。

かくゆう筆者の住まい。
20年前に新築した実家に、母と祖母、犬2匹と暮らしています。

新築時、「とにかく明るい家にしたい。」という事で、16畳のリビングダインニングに、シーリングライト(大きくて丸いライト)が2台ついています。光の色は、文字の読み書きがしやすい、昼白色の電球が使われています。ですので、「暗くて文字が読みにくい!」など不便を感じたことはもちろんありません。大学生までずっとリビングで勉強していたので、その点はとてもよかったなと感じています。

しかし、娘である私も30歳を超え、生活スタイルはかなり変わったんですね。夜に、リビングで書きものをする事はあまりなく、母と一緒に、ソファでテレビを見ていることが多いです。ある日母が、「夜はこんなに明るくなくていいよ。昼間みたいでくつろげない。」と、言いました。「たしかに。」と思い、私は自分の部屋にあったスタンドライトをリビングにいそいそと移動させ、観葉植物の後ろに置きました。そして、今まで当たり前に付けていた大きなシーリングライトを消し、スタンドライトだけを点灯した時、空間が大きく変わりました!

図2

柔らかいオレンジ色の光がぼんやりとリビングを照らし、(照らされた観葉植物の影も綺麗!)くつろぎ感あふれる、癒しの空間へと変わったのです。「ふわぁ~」母と犬たちが大あくび!眠気すら誘います。(オレンジ色の明かりには入眠作用もあるんですよ。)

それからというもの、食事が終わってからは、スタンドライトのオレンジの明かりへ切り替え、夜のくつろぎタイムを満喫しています。
「暮らしの質があがった」と感じています。このように、スタンドライトひとつだけでも、暮らし方を変えてくれる事ができるのです。

この記事をご覧頂いている方の中には、新築住宅の計画中の方も多くいらっしゃるかと思います。
そして、打合せの早い段階で、照明プランや電気配線プランを頂きませんでしたか?

「この商品ってどの位の明るさなの?」
「LED照明がいっぱいありすぎてわからない!」
「照明はそんなにこだわらないでもいいかな~。」

など、プランを見てもピンとこない場合がほとんどかと思います。
でも、照明プランは、お部屋の雰囲気、使い勝手に大きく影響するうえに、
やり直しがきかないのです。(あとスイッチコンセントも!)

ですので、せっかく一生に一度の住まいづくり。
後悔のないよう、暮らしの質まであがってしまうような、
照明選びをお手伝いできるような記事をお送りしたいと思います。

続く

 

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細谷友美

1986年生まれ東京都出身。日本女子大学家政学部住居学科を卒業後、パナソニックリビングショールーム東京に就職。4年間、照明、スイッチ、電気設備担当アドバイザーとして、数多くのお客様の住まいづくりに携わる。その後、住宅メーカーの採用担当者への転職を経て、現在は、在宅にて照明プランナーをしています。照明計画を通して、素敵な住まいづくりのお手伝いができたら嬉しいです。趣味:インテリア、整理収納、料理。資格:照明コンサルタント。照明プランニングのお仕事受付中です↓ https://profile.coconala.com/users/1767899
   

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