【コラム】第5回 箸育「教え方」にはコツがある ~Part.2 箸の持ち方・使い方編~ 子どもの年齢や発達に合わせた指導

公開日: : コラム

   

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乳幼児の保護者向け講習の際に必ず訊かれる「箸トレーニングは何歳からですか?」というご質問についてお答えします。

子どもの成長には個人差があり、ハイハイを始める時期、歩き始める時期、言葉を話し始める時期はそれぞれ違います。育児書には、子どもの月齢・年齢による発達や、離乳食の開始時期等の記載があり、箸トレーニングの開始時期は3歳くらいと書かれていることが多いようですが、それは、あくまでも目安です。お子様と向き合い、適切な時期に開始していただきたいと思います。

箸トレーニング開始のチェックポイント

箸トレーニング開始時期を判断するポイントは、お子様の「言語能力」と「身体能力」、さらに、「本人が興味や関心を持ち始めているか」です。

始めるのが早すぎると変な持ち方が身についてしまう危険があり、矯正する方が大変なので、焦らず、お子様を見守っていただきたいと思います。

【言語能力】
親の指示を理解し行動できるようになったら、トレーニング開始の時期です。例えば「ごはんの時は椅子に座ろうね」「スプーンを持ってきて」「手を開いて」等。動かす指(お父さん指・お母さん指・お兄さん指等)の名前がわかるということも挙げられます。

【身体能力】
前回(Part.1)でもご説明しましたが、「両手をひろげて片足立ち3秒」が出来るかどうかが目安です。(脳からの指令が指先まで伝達されないとしっかりと立つことが出来ません)。「じゃんけんのチョキができる」「スプーンを鉛筆握りで持てる」こともチェックポイントです。

【興味や関心】
「大人と同じように自分もお箸を使って食べたい」「自分用のお箸が欲しい」など、お子様が箸に興味を持ち始めた時。ただし、その興味が薄らぐこともあるため、箸の練習をしたがらない時は、一度ストップし再度興味を持つまで待ちましょう。

初めての箸選び

子ども用の箸にも色々な種類があり、補助具の付いたものも多く売られていますが、適切な時期が来た時に始めるのであれば、補助具なしで順序良く練習をすれば持てるようになります。

【お子様の手に合った箸を選ぶ】

・長さ:お子様の身長の15%が目安です。(次回詳しく説明致します)
・太さ:握力の弱いお子様は、少し太目のお箸がお勧めです。
・形状:丸よりも三角形のものをお勧めします。(持ちやすく、一つの面に指が一本ずつ乗るため。)
・素材:プラスチック製は滑りやすいので、木製がお勧めです。

お箸の持ち方の基本

kihon

【持ち方の5つのポイント】

①箸頭から1/3位の部分をもつ

②上の箸は、親指・人差し指・中指の三本の指で支える

③下の箸は、薬指・小指の二本で支える

④箸先は、ぴったりとつける

⑤上と下の箸頭は離す

 

さあ、練習しましょう

Step1:まずは一本(上の箸)で練習
手に合ったサイズの箸であれば、箸頭から約1/3のところに親指をあて、鉛筆を持つように人差し指と中指の3本で持ちます。(持つ位置がわかるよう、シールやテープを巻くなどして親指の位置を教えます。)

Step1

Step2:箸で数字の「1」を書く
人差し指と中指を曲げたり伸ばしたりして、箸先で「1」の字を書くように、大きくゆっくり動かします。

Step2

Step3:もう一本の箸を差し込む
上の箸を持ったまま、2本目(下の箸)を薬指の爪の上を通って親指の付け根に差し込みます。(この時、箸先をピッタリ合わせてキープ出来れば、次のステップへ進みます。

Step3

Step4:二本の箸を持ったまま、上の箸だけ動かす。
下の箸は動かさずに、上の箸でstep2と同様に数字の「1」を書くように動かす。

Step4

箸使いを幼児期に正しく覚えることは、お子様にとって一生の宝となります。
焦らず、ゆっくりと見守りましょう。
また、小さいうちから箸置きを使う習慣をつけることで、その後の食事マナーの体得にも繋がっていきます。

 

お箸の練習曲「おはしはずっとおともだち」動画配信中
https://youtu.be/7g1C4bK5gPc

QR_箸の練習

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礼法講師としての経験、及び自身の子育て・孫育ての経験から、「マナー教育や食育で基本となるのは毎日の食生活であり、お箸使いである」との確信を得る。以来、箸文化や箸使いに関するセミナーや、my箸作りを行うワークショップを多数開催。「日本のすべての子どもたちと、その親たちが、正しい箸使いを身につけるとともに、自分のお箸を丁寧に選ぶようになってほしい」「すべての日本人に箸文化の素晴らしさを知ってほしい」と願って活動している。
https://minnano084.com/
   

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