最近頻繁に起こる地震。地震に強い家が大前提という方も最近多くいるそうです。国も建築会社毎の独自の指標ではなく、国としての基準を設け地震に対してどれ位対応力があるか、判断基準を示しています。一般的な住宅の構造には木造在来工法、2×4、鉄骨造、コンクリート、等あります。一番日本で造られて人気があるのは木の家・木造工法です。
木造といえば木造在来工法と思う方も多いかもしれません。柱・梁(はり)・筋交い(すじかい)など木材を組んで骨組みをつくります。最近では筋交いの代わりに、構造用合板やパネルを組み込むなど、より耐震性を高めようとする工務店もあるようです。敷地の状況に合わせて建物を建築することが出来、設計の自由度が高く、増改築等にもフレキシブルに対応できることも特徴です。垂直方向の力には柱で対応し、水平方向の力には梁(はり)が対応します。世界でもまれな「柔構造」として、地震などの力を受け止めるのではなく、受け流す様に木を組み合わせる技は、「法隆寺」を初め文化財にも多く使用され設計だけでなく、職人さんの技術にも熟練さが求められます。
いくら頑丈な建物をつくっても建物を支える地盤がしっかりしていなければ建物をささえることはできません。一般的な戸建て住宅では「スウェーデンサウンディング方式」という地盤調査の方法で行う事が多いです。費用は5~10万円位です。この地盤の状況によっては、基礎を補強したり、地面に杭を打つなどの対処が必要です。
