コミュニティビルダー協会コラム ~VR住宅で一生に一度の買い物を~
コミュニティビルダー協会コラム
~VR住宅で一生に一度の買い物を~
最近VR(ヴァーチャルリアリティ:仮想現実)やAR(アグメンテッドリアリティ:拡張現実)ということばを聴くことが多くなってきたと思います。
これを住宅に応用した試みが増えています。
そもそもVRとARの違いもわかりにくい方がほとんどかと思います。
僕も漠然としか捉えていなかったので今回改めて調べてみましたので、できるだけわかりやすくまず説明します。
VR(仮想現実)
まったくな何もないところにCG(コンピューターグラフィック)などであたかも何かがあるように見せる技術です。
たとえば今では皆さんがユーザーさんに提案する3Dイメージなども広く捉えればVRのひとつです。
さらに一歩進んで実際の大きさとして立体感を感じられるようにしているのがこれからのVRです。
![ALTAで作成した住宅の3Dプラン](https://www.cstnet.co.jp/archi/products/alta_vr/images/top_alta1a.jpg)
いわゆる3Dイメージパース
これが
こんな感じで実際の大きさや奥行きまで感じられるようにしているわけです。
AR(拡張現実)
実際にあるものをもとに映像などの情報を加えて見せる技術です。
代表的なものはこの夏世界を席巻した『ポケモンGO!』です。
これも住宅の世界でも応用が始まっています。
具体的にはIKEAさんで導入しています。
『IKEAカタログアプリ』
というのですがアイフォーンやアイパッドでもアンドロイドでもすでにアプリがあるので、若い奥様方なんかは結構つかっていらっしゃるみたいですよ。
たとえば普通のダイニングテーブルセットに…
カタログから子供用チェアを加えて…
なんか落ち着かなかった部屋に…
カタログからテーブルを加えて…
家具の大きさって、広~い店舗の中で見るのと区切られた部屋で見るのとでは感覚がぜんぜん違いますよね。
僕も2人がけソファを買うときにはだいぶ慎重になりましたし、友人は狭い部屋に1人がけのソファを買ったら思いのほか大きくて失敗したりしてます。
でもこんなアプリがあったら、失敗しにくいですよね。
家具も買い間違えるとショックが大きいものですが、住宅はなおさらですね。
『イメージしてたのと違う…』
なんていうのは本当に建てる側としては落ち込みますよね。
もっとも今は3Dソフトでウォークスルーで部屋のイメージを見せていると思うのであまりそういこともなくなってきたとは思いますが…。
もっとも、その前に喜んでもらえるような間取りや提案をすることが基本であることは間違いありません。
VRにしてもARにしてもあくまでお客様に喜んでもらうための道具でしかないですよね。
要は素人であるお客様が
不安なく家づくりを楽しんでもらうためにどうしたらいいのか?
独りよがりになっていないか?
納得(説得じゃなくて)してもらっているか?
プロとして常に自問自答していきたいですね。
今回の住宅用VRはコンピューターシステム研究所⇒参考リンク
IKEAは⇒参考リンク
記事 コミュニティビルダー協会理事 浄法寺
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