コミュニティービルダー協会は
「内閣府beyond2020」の認定および「外務省JAPAN SDGs Action Platform」の紹介団体です。

工務店 経営 ウッドチェンジ!木づかい運動について

公開日: : 最終更新日:2021/02/12 未分類

皆さんこんにちは。
コミュニティービルダー協会の浄法寺です。
今回は、林野庁で進めている『木づかい運動』の紹介をしたいと思います。
木造の住宅を作っている建築会社さんであれば、なんとなく耳にしたことがあると思うんですが、例えば、ウッドデザイン賞とかエコプロダクツ展とか、もともとは、京都議定書っていう、もう平成17年ですから、もう14、5年前になるんですが、世界の環境を良くしようということで、京都でみんな集まってっていうとなんか寄り合いみたいですけども、世界各国集まって、それで要はCO 2を減らしていこうというそのための基準を作ろうという会議があったんですね。私も覚えているんですが、当時新聞やTVなどでたくさん取り上げられたニュースでした。

その中で日本のそのCO 2の削減目標6%削減というのがありまして、そこの中の一環として、木をもっと使いましょうということがあったんですね。そこで林野庁さんが進めているのが『木づかい運動』なんです。

一見すると木を使おうっていうことはCO 2を減らそうって言うとなんとなく矛盾しているような感じがすると思います。
だって木はCO 2を吸って、酸素を作ってくれるんでしょうと。そうするとその木を切るっていうのは、CO 2を吸ってくれる森林を減らすことなんじゃないのっていう、そういう疑問が浮かぶと思うんですが、実際のところで言うと、木っていうのは、若いうちはどんどんCO 2を吸って、そして酸素を作ってくれるんですけども、ある程度育つとその勢いっていうのが、なくなっちゃうんですね。
実際に日本の場合で言うと、国土の7割ちかくが森林なんですが、その7割の森林のうちの更に40%は植林した人工林なんです。
そのもともと使うために植林したところを、もう、戦後に植えた50年60年経って結構育って使うのにいい時期になっている。いわゆる、もうあんまりこれからは元気がなくなって、CO 2を酸素にする働きがなくなっていく、そういった木をある程度伐採して、柱にしたり木のいろいろな特産物に変えて、使ってあげましょうということなんです。
これはどういうことかっていうと、「木造の家を作ることは、街の中に森林を作ることです」っていうような言い方をするんですけども、一度その二酸化炭素が炭素に分解されて木に変わって、固形化される。これを炭素固定と言い方をするんですが、これをですねどんどん進めていきましょう。それと同時に日本の木の自給率いうのは昔はほぼ100%だったわけなんですけど、今では、約40パーセント、木づかい運動を始めた頃は30%ぐらいだったんですけども、大分増えて今40%まで上がってきてるんです。使い道はあるんですが、実際には外国産の木材とかそういったものを輸入して使ってしまっているのですごくもったいないですよね。日本の国土の中にあるにもかかわらず、外からの輸入っていうのが非常に多い。そうじゃなくて、日本の木をもっと使いましょうっていう、そういったことなんですね。

最優秀賞(農林水産大臣賞)受賞作品例えばですね、今ちょっと話題になってます。オリンピックパラリンピックなんかでもすごく木を使いましょうということで、一番有名なのが、競技場ですね。例えば有明体操競技場なんかで言うと、屋根の方にですね、木材を使って地上に繋げた90 mの大屋根っていうのが木材できていて、次にですね多いのが国立競技場ですね。

これニュースなんかでも流れていて、そういえばっていう感じだと思うんですけど、ここもすごくいっぱい使ってます。
それから選手村ですね。ここにも日本の63の自治体から木材を提供してもらって作っていますし、それから有明アリーナここでもメインアリーナからコンコースの天井目掛け目なんかに木材を使われています。

それだけじゃなくて、木育って言って、子供たちにもっと木に触れて、木の良さを知ってもらおうっていう、そういうイベントなんかもしています。コロナがあってイベントを延期されたりしてるんですけど、私達もこないだ環境情報センターっていうところで、子供向けにセミナーと木のおもちゃを作るイベントなんかをやったりしましたけども、こういったものがあったり、それから木づかい推進月間と言って、実は10月が木づかい推進月間というのになってるんですね。
なんでかっていうと、10月8日っていうのは、十と八っていうのを足すと「木」になりますということでイベントなんかをやったりしています。
少し最初に話しましたけども、ウッドデザイン賞。とグッドデザイン賞じゃないですよ(笑)ウッドデザイン賞っていうのがありましてですね、これ見ると結構面白いんですよね。木で作った特に国産材なんですけども、そういったものを、商品を表彰しましょうということで毎年やってるんですけども、例えば、私の知っているKIJINさんというデザイナーさんがいらっしゃるんですけど、オフィスで使っているスチール机のトップボード、天板だけを木で作ったものでかぶせちゃいましょうってそういうものなんですけど、賞をもらったりしてます。あとデザイン賞で言うと建物とか店舗とか、そういったところに木をいっぱい使ったところは表彰されていたりとか、星野リゾートのホテルなんか受賞したりしてるんですが、そういった大きな建物だけじゃなくて、例えば楽器っていうか木のスピーカーとか、おもちゃなんかもそうで、あったりしますし、木製のファイルとか食器とか、国産材とかですね、県産材を使った鉛筆とかですね、いろいろあるんですよねこれ林野庁のホームページのところにあるんですけど、時計ケースとかだいたい200点ぐらい賞を受けるんですけど毎年、覗いてみるとですこんなのあるんだなあっていうはわかると思うんです。
木のおもてなし賞(特別賞)受賞作品このブログを覗いている方は建築会社の方が多いと思うんですが、木造の建築会社さんでしたら、会社でお客様が来るようなスペースとかですね、そういったところにこういった木のいろいろな商品を使ってあげたり、壁に木を、もうしてるとは思うんですが、無垢の木を貼ったりとかすると見込みのお客様も、やっぱり木を応援しているいい会社さんなんだなっていうふうに思ってもらえるんじゃないでしょうか。
せっかく木を使ってて、それなのに会社に行ったら木を全然使ってないなっていうことだと、やっぱりお客様から見た目っていうのも全然違うんじゃないかなというふうに思います。

WOOD CHANGE
ぜひ皆さんもウッドチェンジ! ウッドチェンジというのは、林野庁さんの木づかい運動の掛け声なんですけど、進めていただけるといいんじゃないかなというふうに思います。

記事 コミュニティービルダー協会 浄法寺

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