工務店 経営 住宅着工数と世帯数の変化
皆さんこんにちは。
もうお正月気分も抜けて、
通常のお仕事モードになっている方も多いのではないでしょうか。
フェイスブックの投稿を観ていると
どんど焼きとか歳の神の旧正月ネタや
成人式の投稿が賑わっていますね。
年も改まって
住宅の統計など観ていたのですが
昨年の6月に野村総研から
「2040年の住宅市場と課題」
というレポートが出ていたのをご存知でしょうか。
1.住宅着工戸数の予測
2.リフォーム市場規模の予測
3.ZEH着工戸数の予測
4.まとめ
という構成になっていて
それぞれの2040年までの予測が立てられています。
まず1.住宅着工戸数の実績と予測のグラフです。
35年前の1985年から20年後の2040年までの数字が出ていますね。
これはあくまで賃貸とか分譲建売などの数字を入れたものですから
いわゆる「注文住宅」はもちろんもっと少なくなります。
分野別になるとこんな感じです。
注文住宅はおよそ26万戸となります。
1990年頃の半分の数字ですね。
これが10年後の2030年には漸減していって
20万戸くらいになるだろうという予測になっています。
一個目のグラフで行くと全体の戸数は約半分になっていますから
20年後の2040年には
13万戸くらいまで落ちていくということになります。
この分析ではなぜ減っていくかまで載っていないのですが
私は世帯構成員の変化が大きいと思っています。
人口はそんなに減っていないけど結婚して子供を設ける
というスタイルが減っているからです。
国立社会保障・人口問題研究所が2018年に発表したこちらのデータを見るとわかりますが
両親と子供がいる世帯が減っていて
夫婦のみ世帯が2倍
一人で暮らしている世帯が3倍近くに
なっています。
1980年では両親と子供の世帯が15,000に対して
夫婦のみ+一人の世帯が11,000だったのが
2020年では両親と子供の世帯が14,000に対して
夫婦のみ+一人の世帯が40,000と大逆転しています。
つまり1LDKや2LDKで十分なわけですから
戸建住宅までなくてもアパートやマンションで
済んでしまいますよね。
もっとも、最近はその規模の住宅、
特に平屋住宅が商品化されてきているので
多少は流れが緩和されて来ていると思います。
土地が安くてマンション供給が十分にない地方では
リモートワークと相まって平屋住宅の需要は
増えていくのではないでしょうか。
続きは次回で
記事 コミュニティービルダー協会 浄法寺 亘
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