コミュニティービルダー協会は
「内閣府beyond2020」の認定および「外務省JAPAN SDGs Action Platform」の紹介団体です。

工務店 経営 注文住宅は9ヶ月連続減少

公開日: : SDGs, 工務店, 工務店 経営, 社会

toueki

こんにちは、コミュニティービルダー協会の浄法寺です。

先日、新建ハウジングさんのから

「新設住宅着工件数 持ち家フタケタ減 1年で最低水準へ」

という見出しの記事が出ていました。

 

毎月月末に国交省から

前月の着工件数のデータが発表されるのですが

なぜか国交省の新着ニュースにはすぐに出なくて

統計局のe-statにアクセスしないと見られないという

官庁特有の謎仕様になっています。

こういうデータを毎月きちんと拾ってくるあたり

さすが新建ハウジングさんですね。

 

単純にこのデータを新設住宅着工件数だけで見ると

「前年比で1%増、2ヶ月連続の増加」で出ています。

おそらく日経新聞が記事にするとしたら

この1%増が見出しになると思いますが

よく見ると

工務店さんたちの主戦場である

民間資金による持家住宅(=注文住宅)では

「前年比13.5%減 9ヶ月連続の減少」

となります。

 

ちなみに9ヶ月連続減というのは

連続でどんどん減っているというわけではなく

9ヶ月連続で前年を下回っている、という意味です。

おそらくこのままですと

今年の着工件数は前年割れ という結果になると思います。

 

ではなぜ注文住宅は13.5%も減っているのに

全体の着工件数は前年と同じくらいなのか?

・貸家(アパートやマンションなどの賃貸住宅)

・分譲(マンションや建売)

の着工件数がすごいからです。

積水ハウスさんや大和ハウスさんが最高益が出ているのは

じっさいのところコレです。

 

民間資金による貸家(アパートやマンションなどの賃貸住宅)は前年比10%増。19ヶ月連続の増加!

 

分譲住宅は前年比で10.1%増。2ヶ月連続の増加。

このうち

マンションが前年比15.7%増。2ヶ月連続の増加。

建売一戸建てが前年比で6.8%増。17ヶ月連続の増加。

だそうです。

 

ちなみにここ10年で一番注文住宅が立ったのは

2013年です。

第2次安倍政権が発足して

「三本の矢、アベノミクス」

などで景気が盛り上がっていたのと

消費税が5%から8%に上がる2014年を前にして

いわゆる「駆け込み需要」があった年です。

ここで35万戸くらい建ちました。

しかし、その次の年は20%ダウンでものすごい住宅不況が来ました。

着工件数の推移グラフを見るとわかりますが

消費税が上がったあとは大体2割減になります。

そこでまた徐々にも出れば良いのですが

戻らないまま2割減→2割減→2割減といった具合なので

今は戦後の良いときに比べると半分以下になっています。

 

話を戻すと

建売やマンションや賃貸が多いということは

結局、土地+注文住宅を建てきる資金力のない

建主さんが多いということですよね。

では分譲などができない工務店さんは

手をこまねいていないといけないのか?

決してそんなことはありませんよね。

中古住宅+リノベという手もありますし

高い予算を組めるお客様をターゲットに営業の仕方を変える

という手もあると思います。

 

ただし、

中古住宅+リノベであれば不動産屋さんとの連携は欠かせませんし

高い予算を組めるお客様に家造りを任せてもらうには

それなりの仕様と説明、会社の体制というものが必要となります。

 

体制とは何かといえば

電話対応ひとつとっても

不在時にお客様から電話がかかってきた時に社員さんが

「外出中です。戻りはわかりませんね~」

と返すのか

「~で外出しております。~時頃には戻る予定になりますが、急ぎのご用件でいらっしゃいますか?」

と対応するのかとか。

 

例えば「SDGs」を例にあげれば

良い悪いは別にしても高額予算を組めるお客様の勤め先である

上場会社の場合は必ず社内に取り入れていたり

役所(夫婦で公務員というケースも多いですよね)では

SDGsを意識したイベントなどが組まれています。

※ちなみに学校の授業ではよく教えられています。

そのような方からみたときに

A社のホームページには「私たちは~の活動でSDGsに賛同しています。」

と載っていて

B社のホームページにはなにもない。

 

造る家にはなんの関係もないと思います。

ただ、そのようなお客様にどちらが良い印象を与えるか

より信用されやすいか

は明白だと思います。

 

いずれにしても、先日の全国の集客状況から見ても

普通にしていたら

むこう半年の受注はかなり厳しいのではないでしょうか。

 

 

ちなみにSDGsについての本です。Kindle版なら無料で公開してます→SDGsに取り組もう!建築業界編: https://www.amazon.co.jp/dp/B083WCYB39/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_TV28B0VFSK5FATXAY4X4

工務店の集客・営業ならジーレックスジャパン →ホームページはこちら

商品の差別化へ!制振装置はこちらから →耐震・制振装置

友達申請お待ちしてます! →代表浄法寺のfacebook

工務店のネット集客ならこちら →工務店情報サイト ハウジングバザール

関連記事

graph_man_serious

工務店 経営 国交省発表リフォームで売上が高いのはコレ!

2023/10/17 |

国土交通省が9月11日に発表した 「建築物リフォーム・リニューアル調査報告」から見た ...

記事を読む

FireShot Capture 678 - 製品ラインアップ - 住宅用火災警報器 _ ニッタン株式会社 - www.nittan.com

工務店 営業 火災警報器設置義務から10年

2020/09/04 |

コミュニティービルダー協会の浄法寺です。 今日も暑いですねー。 今回はYahooニュース...

記事を読む

972d7eeba70347e689ede424023da639_l

迷ったら基本(根本)に戻る

2015/10/07 |

ソーシャルメディアやWEBの普及は生活を一片させるくらい社会的インパクトがありました。 社会環...

記事を読む

上海タワー118階展望台入場チケット

工務店 経営 中国の不動産景気浮揚策が日本に及ぼす影響は?

2023/09/15 |

中国で住宅購入に関する緩和がされるようです。 今までは住宅ローンを組んで完済した人が次の住宅を...

記事を読む

  • 木の家住宅サイト『ハウジングバザール』

    もし、木の家をつくっていて
    もっと多くのお客様と出会いたい
    という会社さんはぜひ見てください。
    月間PV200万の住環境サイトです。
    掲載のお問合せはこちら↓

  • 協会の著作

    代表理事の浄法寺が書いた住宅営業向けの本です。特にこれからの住宅営業向けに基本的な考え方と流れについて書いています。

  • 協会の著作

    代表理事の浄法寺が「SDGsをどうすれば建築業に活かせるか」を具体的な事例を取り入れながら書いた本になります。

  • 僕たちが応援している【建築会社ができる社会貢献】のひとつのかたちです。

  • 当協会主催の勉強会です。
    せっかくのご縁で知り合えたお客様
    でも「まだ先なんです…」と言われたとき
    どうやって成約まで進めていますか?
    具体的な方法を知る勉強会です。

  • 当協会監修の本です。工務店さんの集客に役立つアイデアがたくさん詰まってます!!

PAGE TOP ↑