地域工務店の役割のコミュニティー再興

地域工務店の役割のコミュニティー再興

著者の山崎亮さんは元々建築家で都市計画デザインなどをしていたそうです。

都市計画などを見ているうちに地域コミュニティーが凄い勢いで崩壊していることに気付き

コミュニティーデザイン（ここでいうデザインとは青写真を創ったり企画することをさします）

を行い始めたということです。

特に東日本大震災以降は地域コミュニティや絆という言葉に代表されるように失われかけてきた

物の価値の再発見というのが非常に多くありました。

著書の中にも事例はいくつも出てきますが、

地域産業×地域産業

とか、

地域産業×地元文化

とか

地域産業×異業種

によって従来かたちによって出来ていたコミュニティーではなく、新しい地域コミュニティーの形で

コミュニティー復活した例が多くあります。

その中でも、地域工務店ですが、、、、

非常に活躍できる場があります。

これは震災の例ではありませんが、地元工務店にとってお客様（お施主さん、これから顧客になりえる方も含めて）は

地元にいます。どこにどういるか分かりません。実は工務店さんは地域にたいして様々なことができます。

もちろん家を創ったり改築したりということもありますけど・・。

地域工務店×異業種×地場産業とコラボして成功している民家工房　常栄さん

山本社長です。

どんな取組みをしているかというと、工務店は見学会とかだけではなく地域イベントを積極的に異業種と進めています。

そのひとつがお母さん大学の藤本編集長です。お母さん大学でのセミナーを山本社長と

地域のお母さんに食、住まいなどについてコラボイベントを行っています。

また地域産業であった

味噌ガールとのタイアップ

地域の工務店も地場産業なら元々あったお味噌も地域産です。そして住まいも健康に

暮らしも健康にということで、元々あった地域文化を再興しながら地域コミュニティーの

活性化に取り組んでいます。

山本社長自体が山林を買い、しいたけや蜂蜜や野菜も作っており、その収穫体験なども

地域イベントとして行っています。

直接工務店さんのお客様とはならないかも知れませんが、様々なな地域社会の人との交流が

ふえていく中で口コミや紹介も出てきて本業も繁盛するようになっています。

地域コミュニティーは大切なことは理解できる方は多いと思いますが、実際に半強制や面白みにかけたり

段々参加しない方も増えている。そんな中工務店さんは地域コミュニティーの重要な役割を担える存在

であると思います。

例えば、高齢者家庭での耐震、制震化や建物のメンテナンス、やれることは沢山あります。

地域工務店が核となり、上記の例のように異業種や地場産業と組んで

地域イベントからスタート

前途山本社長の例は非常に少なくまだまだこれからそれぞれの地域で行えば大きなアドバンテージになるでしょう。

どこの工務店さんでもいい建物は作れる。

でも同じ位の価格であったり商品であった場合にどこで選んでいただけるか？

地域コニュニティを大事にしている会社が選ばれやすいのは自明の理でしょう。

地域工務店として地域コミュニティの核となり活動を開始するとすぐではなくてもきっといい成果が出るでしょう。